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資料

◆実証講座アンケート調査結果

1.アンケート結果の分析

長崎アンケート調査結果 PDF

■長崎アンケートまとめ
本講座は、次世代自動車を活用したカーライフの分野や車両の安全維持に関わる整備技術について、今後中核となり活躍できる整備士になるため、次世代自動車の構造・技術やその特化した周辺技術(ITS)について理解することを目的として、開催した。  受講者の次世代自動車への関心度は高く、今回の講義への関心度も高く特に長崎に特化したITSに関係する講義に興味を示した者も多かった。

記述回答では、「電気自動車」以外の知識の習得や、「少しでも理解したいと思っている」など前向きな姿勢があることが結果として表れている。

受講の時間帯については、学生以外はちょうどいい時間帯であり、参加者の意見を総合すると、平日の夜の時間帯で、集中した講義ではなく、ある程度日程的に余裕をもった方がいい結果となった。

受講前のアンケート回答では、次世代自動車の知識レベルは76%の人が低いレベルと回答しているが、受講後には約90%の人が何らかの知識の向上が見られたと回答している。

実証講座を総合的に判断して、テキストや資料、講師の教え方など十分満足いくレベルであり、次世代自動車をハイブリッド自動車ととらえていた学生の燃料電池車やEVの知識の向上がみられたことと、ITSの講義について次世代自動車との関係や最新の自動運転技術の習得が出来たとの結果から、ある程度の成果が得られたと考えることが出来る。

兵庫アンケート調査結果 PDF

■兵庫アンケートまとめ
本講座は、次世代自動車を活用したカーライフの分野や車両の安全維持に関わる整備技術について、 今後中核となり活躍できる整備士になるため、次世代自動車の構造・技術やその特化した周辺技術(FCV)について理解することを目的として、開催した。

受講者の次世代自動車への関心度は高く、今回の講義への関心度も高く特に長崎に特化したFCVに関係する講義に興味を示した者も27%で多かったがすべての内容でほぼ均等に興味をもって頂ける講義内容であったことがわかる。  記述回答では、「次世代自動車」への関心が高く、沢山の講義に期待するご意見の記入があり、特に水素に関する講義の期待度が多かったことが結果として表れている。
受講の時間帯については、ほぼ参加者全員がちょうどいい時間帯という意見であり、都市部での開催の時間帯は、今回のような時間帯がいい結果となった。

受講前のアンケート回答では、次世代自動車の知識レベルは80%の人が低いレベルと回答しているが、受講後には全員の人が何らかの知識の向上が見られたと回答している。

実証講座を総合的に判断して、テキストや資料、講師の教え方など十分満足いくレベルであり、次世代自動車をハイブリッド自動車からプラグインハイブリッド車、電気自動車そして燃料電池車としてとらえ実際の車にて実習できたことが、非常に技術や知識の習得に繋がり有意義であったとアンケートからも分かる通り、一定の成果が得られたと考えることが出来る。

2.実証授業結果

■長崎授業結果 履修判定確認試験結果(長崎県)

科目名 次世代自動車基礎 ー地域版ー 長﨑県
担当者 稲岡、力丸、永城、西本、本丸、井上
学年 整備専業者、一般、学生
クラス  
授業実施日 12月18日〜20日
授業実施時間 講義8コマ、試験1コマ
出席者 6名(参加者11名)
長崎授業結果
■兵庫授業結果 履修判定確認試験結果(表舗県)

科目名 次世代自動車基礎 ー地域版ー 兵庫県
担当者 稲岡、力丸、永城、西本、波止元、岩田、岡崎
学年 整備専業者、一般、学生
クラス  
授業実施日 1月16日〜17日
授業実施時間 講義9コマ、試験1コマ
出席者 37名(参加者47名)
兵庫授業結果

3.実証実験まとめ

技術・知識の取得に際して、昨年度小山学園にて作成された全国版「2級整備士過程の内容を補完する標準カリキュラム」を参考に、2級整備士過程の教育内容で不足する次世代自動車の周辺技術の補完教育を中心に、長崎・兵庫地域の特性を取り入れた学び直しカリキュラムの開発の内容について下記にまとめる。

①実証実験カリキュラムの内容
実証実験の開催
○開催案内について
●公開特別講座と位置づけ、新聞広告(全5段)の内容で告知したが、長崎・兵庫ともほぼ一週間前の告知であったが、兵庫県の反響は良かったが長崎県での反応は鈍かった。
●業界関係者や官公庁、学校へのDM告知を呼びかけたが、長崎県の反応は鈍く一般からは3名
●公開特別講座と位置づけ、長崎県どは公共の場所として高等学校の教室をお借りして実施したが設備、環適切であったと考える。ただし、実習が出来る環境が整っておらず、設備をこちらから持参する格好となった。
●兵庫県では、幹事校での開催とし、定員70名の教室での講義教室と定員200名の実習棟での開催であり、環境は適切であったと考える。

○授業資料について
●長崎県では参加人数が少なく、講義の始まる前に各コマに必要なシラバス、授業シート、カルテなどを配布しても問題はなかった。
●兵庫県では参加人数が多く、受付段階ですべての資料をまとめた封筒を渡し、オリエンテーションで確認をとり、事前に確認しながら講義をすすめたため、問題はなかった。
●特別講師の講義に使用したテキストの専門性が非常に高く、またPPTとの整合性も少し悪い部分少し見受けられたので、その部分の修正が必要と考える。

○教材について
●長崎県ではシラバスに基づく、電気自動車(スケルトン・リーフ)の事前準備と運搬に時間が掛かったが、安全工具、安全手袋、外部診断器、及びオリジナルモータ実験機材もトラブルなく使用できた。
●兵庫県ではシラバスに基づく、電気自動車(スケルトン・リーフ)、その他の機材一式の準備も順調で、三菱アウトランダーPHEV車とトヨタ MIRAI 実習車の入れ替えや、燃料電池実験車も的確に使用できたと判断します。