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事業実施内容

◆ワーキンググループ 長崎

(第1回)長崎ワーキンググループ

開催日時/平成27年9月4日(金)18:00~21:00(3h)
場所/新五島町役場有川支所 2F 会議室

第1長崎WG1
第1長崎WG2
出席者 ①委員
稲岡正人、永城孝記(計2名)
②長崎ワーキンググループ
船越英規(県立上五島高等学校)、眞崎一郎(株式会社眞崎 商店)、湯川善仁(上五島町役場)、諸泉正憲(南松自動車整 備工場)(計4名)
③オブザーバー
近藤智昭(長崎県議会議員)、 田口一夫(衆議院議員谷川弥一事務所)(計2名)
(参加者合計8名)
議題等 1)長崎ワーキンググループメンバー紹介

2)事業概要・事業計画の説明
この事業は昨年度までに東京テクニカルカレッジ小山学園で開発されていたプログラムの上積みを行う。
全国4つの地域で行う。当該地長崎・五島列島はEV・ITSに先進的な取り組みをしているので、積み上げ式ユニットを開発させるにはベストな地域である。
この事業の趣旨は、産・学・官の組織の連携⇒社会人や学生に実践的な技術・技能を身につけてもらう学習プログラムの構築・ニーズを踏まえたオーダーメード型教育プログラムの開発を目指す。
(議論)
◆2級整備士の試験は実情に合っていない。EVの勉強はどこでするのか?
→自動車の専門学校では手つかず。社会人が学びなおす場所がない。それを学ぶために地方から取り組んで前倒しでプログラムとして行いたい。当地はEV・ITSの取組みがかなり進んでいるので、今後整備士を養成するにはどのようなことを勉強すればいいか、アドバイスしてほしい。
◆対象者は?
→今年は整備士の資格を持って働いている人、社会人が対象。
◆現場との格差がある。実際、電気自動車のユニットはディーラーしか触れない。ディーラーの抱え込みがある。
→現状把握をしたいので、現場の声を聞かせてほしい。ここで行っていることをユニット化して全国に広めたい。

・スケジュールとしては、12月までにニーズの調査を行い、地域の方を対象に実証講座を行う。電気自動車のスケルトンモデルなどを使ってイベント的に宣伝をしたい。最終的に2月に報告する。それに伴い、11月までにこの地域で行っている先進的な取り組みを推薦してほしい。

3)長崎地域のニーズ調査、実地調査の進め方について
・5年前から長崎エビッツ構想で、日本一インフラは整っている。にもかかわらず、電気自動車の促進協議会が機能していない のでは?やる気を持ってすればもっと進んでいけるのではないか。
・当地では電気自動車を破格の値段でリースしている。ただ、充電をしないといけないので利便性が悪い。充電も無料から有料になった。事業者さんは個人購入して使っている方もいるが、個人持ちは全く普及していない。
・何が一番メリットなのか?環境以外で何のメリットがあるのか?
・島にはなかなか技術を発揮できる場がない。
◆実証講座の対象者は?
→役所関係の方や、技術関係の方に参加してもらう予定。20名までくらいで。
今回は知識の問題になるので、勉強をしておけば、今後のためにどうか。知識の先取りとして、早くやっておかないと、全国展開をしていく中で、積み上げておかないといけない。
・26年度の全国プログラムの中にはITSや小型モビリティの話が全く入っていないので、当地の取組みを積み上げ式で取りいれていく必要がある。入れていかないといけない技術。それが今回の趣旨である。
・実地調査プラス以前、とってある島民アンケートを基にアンケート調査をおこなう。
・実際携わっているプロの方の生の意見を聞いてみたい。
・業者さんに現状はどうなのか、どんな勉強がしたいのかという事をアンケートに盛り込んではどうか?

4)連絡事項
・アンケートの内容をメールで送付し、検討しアンケートを実施する。
それを基に実証講座を進めていく。
・その際、島内の参考になる企業や、場所もこちらに教えてほしい。

5)次回日程確認
10 月9 日実証講座1 回目
次回は10 月16 日の予定。

(第2回)長崎ワーキンググループ

開催日時/平成27年10月16日(金) 11:00~13:00 (2H)
場所/株式会社眞崎商店・会議室

第2回長崎1
第2回長崎2
出席者 眞﨑(株式会社眞崎商店)、澤辺(長崎県産業労働部)、稲岡、永城
(参加者合計4名)
議題等 1)ニーズ調査アンケート調査結果説明

2)研究開発事業概要
①アンケート集計結果を踏まえて、今後の教育プログラム開発の 方向性について
・環境を考えてる方が多い
・ガソリン車は将来無くなる(トヨタは2050 年にガソリン車を廃止発表)
・今後電気、水素車が中心となる
・長崎の回答で、離島で車ごと海運してディラーに修理依頼するのは、おかしいのではないか、自社で修理できない部品だけ外して送るのが正しい、これはどのような状態だったのか理解しにくい
・基本技術、モーター→蓄電~通信等のプログラムを盛り込む
・今後修理工場が倒産するという意見が多数みられる
・水素自動車はインフラ待ち、普及も含めまだ先
・ハイブリッドのエキスパートを必要
・人材の裾の尾を広げるため実証が必要
・若い人が自動車を持ってないし興味が無い
・アンケート調査の結果を精査し12 月の各地での実証講座のプログラムのたたき台を作る
・EV だけでなく総合的なプログラム作り
②長崎地域実地調査について
官民一体となった観光情報システム(ITS)を伺う
・災害時に電気がストップすると電気自動車で必要な所に電気を運ぶ
・地域、住民との連携で電気自動車を普及させるためにはどういったニーズがあるかモニタリングやアンケートを実施
・超小型EV 車の普及を進め製品化していく
・五島の道の駅は買い物や食事だけでなく、非常時の災害拠点になる
・震災以降災害拠点の充実性が求められている
・ITS スポットでないとナビと情報を連携できないのが課題
・スマートフォンの急激な普及とともにITS のインターネット化が求められる

3)次回実施委員会および各ワーキンググループの日程確認
10月22日 沖縄 第2回WG

(第3回)長崎ワーキンググループ

開催日時/平成27年11月13日(金) 17:30~20:30 (3H)
県立上五島高等学校・2F会議室

第3回長崎1
出席者 船越(県立上五島高等学校)、眞崎(株式会社眞崎商店)、諸泉(南松自動車整備工場)、
湯川(上五島町役場)、澤辺(長崎県産業労働部)、稲岡、永城
(参加者合計7名)
議題等 1)ニーズ調査アンケート結果説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・(稲岡)

今回のニーズ調査アンケート結果の説明を実施しました。
長崎県と他3県とのニーズの違いを検証
○次世代自動車の認識では、電気自動車や燃料電池車がやはり上位にランクされているのは、他の県とあまりかわりがない。
○次世代自動車の知識では、学校より職場にて得られた知識が多い結果となっている。
○今後主流となりうる動力源はモーターであり、他の県との違いはさほどなし。
○今後主流となりうるエネルギー源は、電気、水素でこれも他の県と一致している。
○上記のエネルギーの知識としては、ガソリンや軽油の次に電気が来て、水素は5番目である。
○次世代自動車にもっとも必要な知識は、ハイブリッドに関するものが1番で、次に燃料電池に関する水素やFCスタックの技術になっている。
○次世代自動車を取り扱う場合に必要な知識については、整備技術が1番で、安全作業が2番となっている。
○長崎地域で今後必要となる知識については、電気自動車の周辺知識(充電スポットや家庭用充電器の知識)、水素に関する知識、その後、超小型EVとITSの知識となっている。


2)研究開発事業概要

①アンケート結果を踏まえて、各地域のニーズをユニット化する教育プログラム開発の方向性について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(稲岡)

長崎地域については、アンケート結果から次世代自動車については、ハイブリッド自動車に関しては他府県と変わりなく重要であり、今後の電気自動車や燃料電池車についても重要になってくるという認識があると思います。

また、諸泉様にお尋ねしますが、次世代自動車の知識についてですが、やはり学校よりも職場にて得られる知識が多い結果となっていますが、いかがでしょうか?

確かに、ハイブリッド車や電気自動車などは最新の故障診断機にて、取り扱い説明書通り使用すれば、ある程度の故障診断は可能ですし、講習会なども行われていますので、一般的な整備に関しては、職場で得られると思います。

次世代自動車の動力源やエネルギーに関しても、電気や水素、モーターなど、電気自動車が主流になっていくことが、確実ではないでしょうか。

重要なのは、今後長崎地域において必要な知識は何かですが、澤辺様どうでしょうか?

先日もお話しましたが、長崎EV&ITS事業にて、この五島島でも実証実験が行われましたが、これらの最新の技術が世間にあまり啓蒙されていないことが考えられます。
今回は観光を重視したITSの取り組みでしたが、インフラが進んだ割には、知名度が上がっていない現状であります。

そのあたり船越先生いかがでしょうか?

確かに、今回の五島島でのITSの取り組みで、いろいろなことが出来るみたいなのですが、高校生には理解されていません。
彼らが、情報を発信できるようになれば、もっといいものが出来るのではないでしょうか。
ITSの情報について勉強できる機会があれば、是非参加させたいと思います。

アンケート結果からもわかるように、電気自動車についての知識は重要だと思います。これについては平成26年度事業にて基礎編が出来ております。今回は各地域での応用的ユニットの開発ということで、長崎地域といたしましては、ITSの知識に絞って、教育プログラムの開発を考えていきたいと思います。


②長崎地域実証講座開催日程について
○50分一コマで10コマまでの時間で開催出来る日程について
 現状は上五島高等学校を会場と考えております。
 船越先生予定はいかがですか?
 12月10日と16日~17日以外でしたら大丈夫です。
 では仮日程で12月7日~9日、13日~15日、18日~20日としておきましょう。


○参加人数の構成ですが
 高校生10人程度、社会人5人程度、整備関係(業界関係)5人程度がいいかと思います。
 一般社会人に関しては、新聞広告にて募集します。
 整備業界に関しては、先日アンケートに協力いただいた方に参加依頼を送付します。
 船越先生には興味のある学生をお願いいたします。


3)次回実施委員会および各WGの日程確認

 12月に実証講座を開催しますが、最終日で調整お願いします。

(第4回)長崎ワーキンググループ

開催日時/平成27年12月20日(日) 17:00~20:00 (3H)
県立上五島高校・会議室

第4回長崎
出席者 船越(県立上五島高等学校)、眞﨑(株式会社眞崎商店)、諸泉(南松自動車整備工場)、
湯川代理(上五島町役場)、澤辺(長崎県産業労働部)、稲岡、永城
(参加者合計7名)
議題等 1)長崎実証講座開催内容説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(稲岡)

先ほどまで実施しました長崎実証講座の内容について説明いたします。 
○期間について 3日間開催としました。
○時間について 1日目は金曜日ということもあり、17時~19時
        2日目~3日目は、13時~17時としました。
○公開実証講座として、広く一般の方からの意見を聞く機会としたいと思い、長崎新聞に公告を実施しました。一週間前に実施。
前回アンケートでお世話になった地元整備業者様にはDMにて啓蒙いたしました。
○講座内容について
次世代自動車の種類や構造につての概要からITSの自動運転技術までスケジュール表通りに進行いたしました。


2)研究開発事業概要
①長崎実証講座の検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(各委員)

○実証講座の告知について
船越先生いかがでしょうか
新聞は拝見しました。これが電気自動車だ!の部分が目立っていて、とても良かったと思います。
    
私も良かったとおもいます。 また同じ自動車整備業者からの参加が少なかったのが、
お力になれず、残念でした。(諸泉様)


今回掲載されたのは、文化欄でしたので、このような事業に関心のある方なら、確認しやすかったとおもいますよ。よかったんじゃないでしょうか (真崎様)


私もこの内容はわかりやすくてよかったと思います。 (澤辺様)


告知の次期も早すぎず、遅すぎずで良かったとおもいます。
○実証講座の内容についてご意見を頂戴いたします。
実際にアンケート等でのまとめは後日になりますが、ご意見頂戴したいと思います。
諸泉様より
私は最初から最後まで拝見させて頂きましたが、全体的には非常に良かったと思います。
自動車関係の方が学び直す内容としても、優しすぎず、難しすぎず、丁度いい内容だたと思います。
また、新しい知識として吸収される部分もあり大変参考になりました。
細かい内容では、1日目から順番に内容が高度になるのですが、特に今回はITSという周辺技術になじみがなく、イメージがわきにくかったと思います。
また電気自動車のモーターの技術に関しては、もう少し詳しい内容にしても良かったかなと思います。

行政の立場から澤辺様より
私も最終日の講義を拝聴しましたが、今まで関わってきた電気自動車とITSについて、再度考えさせられることがあったかなと思います。
特に自動運転について、最新の技術が動画などを交えて、わかりやすく拝聴させて頂きました。
いろいろなITSの技術があり、カーナビゲーションを使った五島の技術はやはり身近な存在として受け入れやすかったかなと思います。
ただ、ITSの内容はかなり多く、理解するのには情報が多すぎたかなとも思います。

同じく湯川様にお伺いいたします。
私は1日目の講義を拝聴いたしましたが、わかりやすく良かったと思います。
実験なども交えて、わかりやすく、私共のような社会人でも学び直しで教えて頂くにはちょうどいいレベルではなかったかなと思います。

○実証講座全体についてご意見頂戴できればと思います。
まず時間設定についてですが。
やはり少しタイトだったと思います。
社会人の方にとって、3日間連続はなかなかしんどかったかなと思います。
1日置きとかがよかったかなと思います (諸泉様)

2日目の実習が非常に良かったと思います。 参加者にお話しをうかがいましたが非常に参考になったと言っていました。
また実際に使用されている車(今回はスケルトン・リーフ)による実習はわかりやすくよかったと思います。
逆にモーターなどは実物があるともっとわかりやすかったかなと思います。(船越先生)

私は3日目の講義を拝聴させて頂きましたが、とても参考になりました。新しいITSの技術がここまできているのか感動しました。
ただITSに関しても、センサーなどの実物があればもっと良かったかなと思います。
(眞崎様)

3)次回実施委員会および各WGの日程確認

 次回第5回長崎WG会議は兵庫県にて1月17日に実施予定です。
 出来れば17日の兵庫実証講座をご覧いただき、ご意見等お聞かせいただければと思います。

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