評価・検証結果
◆今後の方向性
1.工夫・改善点
本年度は、平成28年度の委員評価と履修判定試験、アンケートの結果からとして挙げられた項目を工夫・改善して実証講座を実施した。
その結果、大きく受講者数の増加に繋げることができた。
(1)実証講座の構成
コース選択制により、受講者の技術レベルや研修経験を踏まえた講座を実施する。
①基礎コース:次世代自動車の基礎を学ぶ1日コース
・おおむね本年度の1日目の内容
・リレーなどの基礎部分をさらに徹底して指導
②実践コース:具体的な次世代自動車の構造と整備方法を学ぶ1日コース
・おおむね本年度の2日目の内容
・一定の経験ある整備士を想定し、基本的な説明は省き、ポイントを指導
③充実コース:基礎コース・実践コースを通した2日間のコース
(2)講座内容
①講座の配置:授業の順序を見直す。
②新たに設ける講座:福島地域の最近の特色を踏まえ、燃料電池車の授業を設ける。
(3)指導方法
①指導内容の重点化を図る。
最低限、学修しなければならない事項を明確にし、時間配分を検討する。
②わかりやすい授業を工夫する。
誤答が多かった内容について、説明や実習、時間配分の工夫を行う。
③魅力ある授業を工夫する。
失敗談や体験談を取り入れたり、対話・質問する時間をとったりするなどの工夫を行う。
(4)実施時期等
①実施日を平日にする。
②実施時期を10月中旬にする。
(5)指導方法
①指導内容の重点化を図る。
最低限、学修しなければならない事項を明確にし、時間配分を検討する。
②わかりやすい授業を工夫する。
誤答が多かった内容について、説明や実習、時間配分の工夫を行う。
③魅力ある授業を工夫する。
失敗談や体験談を取り入れたり、対話・質問する時間をとったりするなどの工夫を行う。
○実施時期等
①実施日を平日にする。
②実施時期を10月中旬にする。
(6)事業全体の方向性
○企業・団体における研修等への導入について
全国の自動車整備振興会が必要に応じて成果物を活用し、講習会を実施できるよう、平成29年度から、その準備を進めていく。
■方策1:【自動車整備振興会が主体となった講習会モデルを確立】
①各地区の自動車整備振興会が実施している整備士講習会の中で、今回開発した教育プログラムを活用した講座が実施されるよう、成果の普及・啓発に取り組む。
②平成29年度においては、兵庫、福島、兵庫で自動車整備振興会の講習会の一環として、また一部として実施する。この取組み全国モデルとして、発信することにより、各地の自動車整備振興会の取組みへとつなげていく。
■方策2:【次世代自動車に関する指導者の養成】
①自動車整備振興会が次世代自動車に関する講習会を実施するためのテキストは本校が開発した成果物を利用できるが、指導者が不足する可能性がある。
②平成29年度において、指導のポイントや講座の進め方等を学ぶ、指導者養成講座を実施する。