沖縄実証講座の実施と評価
◆評価・検証
1.基礎編の評価・検証
(1)沖縄実証講座・基礎編・受講前アンケート結果
沖縄実証講座(基礎編)受講(前)アンケート結果 PDF
沖縄実証講座(基礎編)受講(前)アンケート結果 PDF
(2)沖縄実証講座・基礎編・受講後アンケート結果
沖縄実証講座(基礎編)受講(後)アンケート結果 PDF
(3)沖縄実証講座「基礎編」 評価委員による評価結果
沖縄実証講座(基礎編) 産官学委員による評価結果 PDF
(4)沖縄実証講座・基礎編 履修確認試験からの評価結果
履修判定問題と正答率
履修判定問題と正答率
問 | 履修判定問題 | 授 業 | 正答率 | 昨年 沖縄 |
比較 |
1 | 低炭素社会づくりの行動計画 | 次世代自動車と社会 | 67% | 11% | +56 |
2 | 電気自動車の説明 |
93% | 88% | +5 | |
3 | 燃料電池車の説明 | 87% | 88% | -1 | |
4 | 天然ガス自動車の説明 | 80% | - | - | |
5 | FCVの普及効果の説明 | 87% | - | - | |
6 | モーターの一般的な説明 | EV車のモーター技術 | 97% | - | - |
7 | 電気自動車の駆動用モーター | 97% | 100% | -3 | |
8 | 駆動用モーターの材質 | 93% | - | - | |
9 | 電気自動車の回生ブレーキ | 90% | 66% | +24 | |
10 | インバーターの説明 | 73% | 55% | +18 | |
11 | バッテリの劣化 | EV車の充電技術 | 100% | 88% | +12 |
12 | リチュウムイオンバッテリの特徴 | 90% | 88% | +2 | |
13 | 充電時の注意事項 | 100% | - | - | |
14 | 充電機器の規格について | 100% | - | - | |
15 | 充電方法の違いについて | 53% | - | - | |
16 | 法的な低圧とされる大きさ | 整備時の安全作業 | 87% | 88% | -1 |
17 | 高電圧経路の遮断 | 100% | 88% | +12 | |
18 | 高電圧経路作業中の注意事項 | 100% | 88% | +12 | |
19 | リチュウムイオンバッテリの最大電圧 | 97% | - | - | |
20 | リチュウムイオンバッテリ取外し時の注意 | 87% | - | - | |
平均点(前年度沖縄実証講座の履修試験の基礎部分の平均) | 89% | 73% | +16 |
(5)履修確認試験からの考察
(1) 正答率の低かった設問の誤答の原因(70%以下)
(1) 正答率の低かった設問の誤答の原因(70%以下)
設問 | 低炭素社会作りの行動計画(正答率:67%) |
原因 | 低炭素社会作りに必要な我が国の施策の各部門の目標についての設問でしたが、2008年のサミット後に設定された目標ついて、2015年を対象にしている為、最新の国際情勢と比較した時に解答を迷ったと思われる。 |
設問 | 電気自動車の充電方法の違いについて(正答率:53%) |
原因 | 急速充電と普通充電について、自動車のシステムの違いを問う設問でしたが、直前に講義した直流⇔交流のインバータの役割と少し勘違いされた受講者が多かったように思われる。 |
(2) 昨年度沖縄と正答率に差が生じた原因(20%以上の差)
設問 | 低炭素社会作りの行動計画(差+56%) |
原因 | 昨年度の反省を踏まえ、テキストを説明時に、次世代自動車の普及の為の行動計画について、詳しく説明したことが、正解率UPにつながったと考える。 |
設問 | 電気自動車の回生ブレーキ(差+24%) |
原因 | 今年度はほとんどの参加者が正解となっている設問である。駆動用モーターを発電機として活用した回生ブレーキについては、世間一般に言葉の認知度が昨年より大幅にUPしたことにより、講義中の参加者の予備知識も十分になっていて、理解しやすい環境が整っていたと思われる。 |
2.応用編の評価・検証
(1)沖縄実証講座・応用編・受講前アンケート結果
沖縄実証講座(応用編)受講(前)アンケート結果 PDF
沖縄実証講座(応用編)受講(前)アンケート結果 PDF
(2)沖縄実証講座・応用編・受講後アンケート結果
沖縄実証講座(応用編)受講(後)アンケート結果 PDF
(3)沖縄実証講座「応用編」 評価委員による評価結果
沖縄実証講座(応用編) 産官学委員による評価結果 PDF
(4)沖縄実証講座・応用編 履修確認試験からの評価結果
1.履修判定問題と正答率
1.履修判定問題と正答率
問 | 履修判定問題 | 授 業 | 正答率 | 昨年 沖縄 |
比較 |
1 | アウトランダーPHEVのモーター① | PHEVの構造① | 69% | 75% | -6 |
2 | アウトランダーPHEVのバッテリ |
31% | - | - | |
3 | アウトランダーPHEVの構成部品① | 66% | 50% | +16 | |
4 | アウトランダーPHEVの電力供給① | 76% | 75% | +1 | |
5 | アウトランダーPHEVのけん引 | 90% | - | - | |
6 | 小型モビリティ・カーシェアリングの事業 | 小型モビリティの活用 | 48% | - | - |
7 | 小型モビリティの普及地域 | 52% | - | - | |
8 | 小型モビリティの活用 | 100% | - | - | |
9 | 小型モビリティの規格① | 56% | 100% | -44 | |
10 | 小型モビリティの規格② | 62% | 100% | -38 | |
11 | カーシェアリングとは | カーシェアリングの知識 | 41% | - | - |
12 | 小型モビリティ・カーシェアリングのメリット | 83% | - | - | |
13 | 小型モビリティ・カーシェアリングのデメリット | 62% | - | - | |
14 | 自動車社会の将来像 | 62% | - | - | |
15 | 小型モビリティ・カーシェアリングの今後 | 100% | - | - | |
16 | アウトランダーPHEVのモーター② | PHEVの構造② | 90% | 75% | +15 |
17 | アウトランダーPHEVの構成部品② | 97% | 50% | +47 | |
18 | アウトランダーPHEVの電力供給② | 90% | 75% | +15 | |
19 | EV・PHVの普及台数 | EV・PHVの現状 | 41% | 50% | -9 |
20 | 急速充電器の普及台数 | 90% | 50% | +40 | |
平均点(前年度沖縄実証講座の履修試験の基礎部分の平均) | 69% | 63% | +6 |
(5)履修確認試験からの考察
(1) 正答率の低かった設問の誤答の原因(60%以下)
(1) 正答率の低かった設問の誤答の原因(60%以下)
設問 | アウトランダーPHEVのバッテリ(正答率:31%) |
原因 | リチウムイオン電池が熱に弱く、走行中の冷却方法について、今回初めての設問であったが、駆動用・充電用モーターが水冷・油冷だった為、実習で現車を確認した時の説明が不足したと思われる。 |
設問 | 小型モビリティ・カーシェアリング事業の法的基準について(正答率:48%) |
原因 | 小型モビリティ認定制度を活用し、運用を実施する全国の地域の数についての設問でしたが、約半数の人が実際の数より少なく解答していた。少し先入観が先行したと思われるが、講義の中での説明も明確でなかったように思われる。 |
設問 | 小型モビリティの普及地域(正答率:52%) |
原因 | カーシェアリングの定義についての質問であるが、レンタカー扱いになる車両の場合登録ナンバーはレンタカーの『わ』が使用される所の説明が不足していたと思われる。 |
設問 | 小型モビリティの規格①(正答率:56%) |
原因 | 小型モビリティ認証制度における車両の規格についての設問であるが、長さ・幅及び高さが軽自動車の規格内であることが正解であり、実際には幅が軽自動車よりかなり狭くなっている為、勘違いされた受講者が多かったように思われる。 |
設問 | カーシェアリングとは(正答率:41%) |
原因 | カーシェアリングの定義についての質問であるが、レンタカー扱いになる車両の場合登録ナンバーはレンタカーの『わ』が使用される所の説明が不足していたと思われる。 |
設問 | EV・PHVの普及台数(正答率:41%) |
原因 | 沖縄地域(宮古島)のEV・PHEVの普及台数についての設問であるが、講義時間内の説明が沖縄本島の部分との違いを理解させる内容ではなかったので少し勘違いされた受講者が多かったように思われる。 |
(2) 昨年度沖縄と正答率に差が生じた原因(20%以上の差)
設問 | 小型モビリティの規格①②(①差-44%、②差-38%) |
原因 | ①認定制度における車の規格についてより詳しい内容の設問になっていて、基準の寸法、安全性等の設問でレベルがより難しい内容になっていた。 ②認定制度における基準緩和についての設問により、前回の一般的な設問よりより具体的な内容になったため、より専門性が高まった為と思われる。 |
設問 | アウトランダーPHEVの構成部品(差+47%) |
原因 | アウトランダーPHEVの構成部品の名称、役割についての設問であるが、講義・実習ともこの構成部品について費やす時間が十分にあり、理解度が深まったと思われる。 |
設問 | 急速充電器の普及台数(差+40%) |
原因 | 宮古島での急速充電器の普及台数についての設問であるが、講義時間内での説明、印象が非常に明確だったと思われる。 |