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平成29年度事業概要

◆実施委員会

(第1回)プロジェクト実施委員会

開催日時/平成29年7月22日(土)・17:30~19:30(2h)
場所/一般社団法人沖縄県自動車整備振興会 会議室

第1実施委員会1
出席者 ➀委員
新垣 等、井上佳三、稲岡正人、大城亮一郎、片山俊行、高橋 功、津田 稔、仲井間勝也、中農一也、仲程智武、 永城孝記、野原繁人、本丸勝也、盛岡康博、吉川隆治、 力丸 進
(参加者合計16名)
議題等

会議の目的、次第、内容等を記載(必要に応じて別紙等で補足)

【会議目的】
平成29年度事業の取組みの進捗状況の確認、会議スケジュールと工程表、沖縄実証講座の評価等について会議を開催した。

【次第】
日 時:平成29年7月22日(土)17:30~19:30
会 場:一般社団法人沖縄県自動車整備振興会 会議室

1.開 会
2.プロジェクト代表挨拶
3.議  事
(1)実施委員紹介
(2)研究開発事業概要
 事業概要・事業計画説明
(3)検討事項
 各委員からの意見と評価等
 ①沖縄実証講座について
 ②沖縄実証講座を終えての考察
4.事務連絡
次回実施委員会会議の日程確認
①実施委員会会議(9月9日(土)18:00~20:00(実証講座終了後開催))
5.その他
<配布資料>
・平成29年度事業計画書
・沖縄県実証講座パンフレット
・「基礎編」受講前アンケート結果

【内容】
以下、次第に沿って会議が進められ、意見交換が行われた。
1.開 会・・・
 これより、第1回プロジェクト実施委員会の会議を始めますとの言葉で会議開催となった。

2.プロジェクト代表挨拶・・・
学校法人誠和学院中農理事長より、本日、非常に内容の濃い沖縄県での実証講座を無事終える事ができました。実証講座で使用したテキスト等につきましては、精査・整理の上、最終段階のカリキュラムとして作成します。と挨拶が行われた。

3.議 事・・・
(1)実施委員紹介

・参加委員より各々自己紹介が行われた。
(2)研究開発事業概要:事業概要・事業計画説明(配布資料:平成 29 年度事業計画書参照)







2年間実施してきた総仕上げになる。「基礎編」と「応用編」と分けた形で実証講座を行った。 今年度の沖縄と福島の実証講座をまとめ上げ、精査の後、その成果を 47 都道府県の自動車整備振興会へ資料として送る予定である。
しかし、最近、新たに自動運転の話題が高まってきている中、次世代自動車の取組みとして欠かせないため、急遽、夏から秋にかけて開発・実証講座を実施する。
本年度の事業計画書に沿って説明が行われた。

(3)検討事項:各委員からの意見と評価等
①沖縄実証講座について(配布資料:沖縄県実証講座パンフレット参照)






































































7月 15 日の「基礎編」を実施した。これまで開発した「基礎編」の内容を積み上げたものになっている。電気自動車を主体とした基礎的な、モーターの技術、バッテリーの技術、安全な作業についての内容である。
本日の「応用編」は、「基礎編」を踏まえ、より高度なバッテリ ー、およびモーターを制御する技術の習得、沖縄の地域特色として2年間実施している小型モビリティを取入れた。
<以下、感想が述べられた>

具体的にメーカーの生産的な考え方から、現実的な直近の課題に至るまで、整備方法の違い等を含め受講者が感じ取ってもらえる日産のEVとE-POWERの整備が増えてくるということを想定した内容を行った。

受講者に対して、プラスαでサービスの点において、激変しているこの業界で将来的に事業へ結び付けることができるテーマとして自動運転やカーシェアリング等に対して対応できるものを取入れた。

実車があるのはとても良いと感じた。

全体的に見て、昨年より、受講者の意識が違うと感じた。身近に日産のE-POWERが来ているということで、危機感が生まれてきていると思った。実習においても質問等が積極的に出てきていることからもそのように感じた。

2年間実証講座を見て、やはり身近に出てきている実車を見ることができるこの講座は、大変、良いことと思っている。

色々なところに取材をしているが、この1~2年は自動運転関係のニュースが毎日のように流れている。
その中で、自動車メーカーが進めている技術開発に対して現場で自動車整備をしている整備士の方々の技術の乖離がどう追いつくのか、スピード感において、このようなカリキュラムが自動車整備業界の中で注目を浴びつつあるが、もう少し自動車整備士振興会や指定工場や認定工場といったところと良い関係を作り上げることが必要と感じている。
年々参加者も増えており、カリキュラムの内容もテキストのみではなく、実車を使い、相互で意見交換をして実践に近い形で現場感があるカリキュラムを作り上げているものとして良いと感じる。

本日の受講者のように全員が共感することが必要と感じた。有効活用できる内容であれば良いと思う。今後の働きかけ方が重要である。導入部分は分かり易い内容であった。

本日の講座は初めてであったが、大盛況でビックリとした。ただ、2日間では時間的に詰め込み過ぎた講座で3日間の内容と感じたが、受講者を集めることを考えると仕事に大きな影響もでるため致し方ない部分でもある。3日間であれば、ここまでは受講者が集まらなかったと思う。
座学と実習の配分は良かったものの、参加者が多かった分、実車が少なかった、あと2~3台あれば良いと思った。

このような車が増えてくるということが他人事であったのが、今回、すぐそこまで来ている内容であるという事が、改めて認識できたと思う。今回の講座の内容が関係ないものではない、ということを考えさせられるものであった。

受講者数から工場の方々に危機感が生まれてきていると思われるので意識付けは成功であった。

沖縄において、今後、カーシェアリングなどの内容はビジネスチャンスになると思った。

受講者アンケートの声を反映した講座内容としてリーフ、EV、E-POWER、アウトランダー、小型モビリティ等の全ての実車を用いて、点検項目が分かり易くなったことが良かった。

今後、市販される車として車検を迎えてくる。ディーラとしても対応が必要となってくるが、メーカー側でも車検での消耗品に対する指示は明確ではない。
1~2年後は車検が来るため、それまでには確立していく。台数は今後、増える兆候も出ているため、整備士の育成が大事であると考える。

実車を持って来ることができたのが良かった。実車を前にすると受講者の目が活き活きとしていた。質問も多く出ていたのが良かった。時間の関係上、実走ができなかったのは残念であった。 皆様の意見を福島に反映していきたいと思う。貴重なご意見ありがとうございました。

②沖縄実証講座を終えての考察(配布資料:「基礎編」受講前アンケート結果参照)<受講者からの受講前のアンケート結果(抜粋)と説明>

【あなたが思う次世代自動車】
電気自動車 63%、燃料電池車44%、プラグイン・ハイブリット 41%という結果となった。このあたりに関心が高いということである。

【次世代自動車の知識レベル】
かなり低いレベル 81%、少し低いレベル 19%という結果であったが、もっと能力が高い方もいると感じた。学ぶ姿勢が出ていると思われる。

【テキストの内容】
十分理解できるものであった 57%、理解できるものであった 39%。

【講師の教え方】
大変満足した 75%、満足した 25%。

【講習時間の長さ】
ちょうどいい講習時間であった 89%。

【知識が深まった部分】
EV車の充電技術 57%、EV車のモーター技術と次世代自動車の整備時の安全作業が共に 43%。

【知識レベルが変わらなかった部分】
特になし 61%、次世代自動車の整備時の安全作業 25%。安全作業においては、差が明確にでてきており、既に身に付けている方とそうでない方とで回答が分かれた。

定期的にあれば助かる。故障事例が聞きたかったとの要望等が出てきた。

<評価委員からの結果(抜粋)と説明>














リチウムイオンの原理等をもう少し詳しい説明が必要。

参加者が多かった分、教材車の台数を増やした方がよい。参加者
の人数にあわせて教材車を用意した方がよい。先ほどの委員の意見と同じ指摘を受けた。

全体の動向の説明があって意識づけをさせることができた。

講座の項目立ては良かったが、全体の流れの説明があってもよかったのでは。

パワーポイントの文字が多すぎるところがあった。

受講者が参加できるアクティブラーニングをより意識した方がよい。

<履修判定試験の結果と説明>





















低炭素社会づくりの行動計画の成果率が昨年より格段に上がった。これは、時間的に時間が短かったこと資料のみであったこと。今年は時間を長くした結果の表れである。

EV車のモーター技術も昨年より格段に点数が上がった。時間を長くして模型を使っての説明などを盛り込んだ結果の表れである。

バッテリーの劣化について、質問が多かった分、全員の理解も深まり、点数が上がった。

安全作業については、個々に講習を受講されている方が点数は高い。

全体の平均正答点は、昨年度が 73 点、本年度は 89 点となっている。テキストに昨年の問題が載っている為、問題を作成し直した。毎年同じ問題を行った方がよいのか検討していく。

成果率が低かった「低炭素社会づくりの行動計画」と「電気自動車の充電方法の違いについて」の説明が行われた。

受講者の方が熱心に聞いていたのがよかった。改善点とすれば、時間の問題であった。もう少し実車を見る時間が取れれば良かったと感じた。


4.事務連絡
次回実施委員会会議の日程確認
①実施委員会会議(9月9日(土)18:30~20:30(福島県実証講座終了後開催)を予定)

5.その他
特になし
本日は早朝からお忙しい中ありがとうございました。大変有意義な実証講座となりました。今後もよろしくお願いいたします。との言葉で会議散会となった。

(第2回)プロジェクト実施委員会

開催日時/平成29年9月9日(土)・18:30~20:30(2h)
場所/郡山市中央公民館 会議室

第2実施委員会1
出席者 ➀委員
井上佳三、稲岡正人、片山俊行、岸本 譲、新城浩司、 津田 稔、
濱 哲也、吉川隆治、和田秀勝(計9名)
②事務局
古河邦彦(計1名)
(参加者合計10名)
議題等 会議の目的、次第、内容等を記載(必要に応じて別紙等で補足)

【会議目的】
・平成29年度事業の地域実証講座実施において、沖縄地域に続き、福島地域の実証講座が無事終了した。福島地域の考察と「基礎編」・「応用編」テキスト、シラバス等のまとめ方の方向性を決めることを目的とした会議を開催した。

【次第】
日 時:平成29年9月9日(土)18:30~20:30
会 場:郡山市中央公民館 会議室

1.開 会
2.プロジェクト代表挨拶
3.議  事
(1)実施委員紹介
(2)研究開発事業概要
 ①事業概要・事業計画説明:全体スケジュールの確認
(3)検討事項
 ①福島地域の実証講座を終えての考察(評価について)
 ②事業計画の進捗状況確認:基礎編・応用編テキスト、シラバス作成時の役割とまとめ方について
4.事務連絡
(1)次回実施委員会会議の日程確認
①実施委員会会議(11月17日(金) 実証講座終了後開催)
(2)その他

<配布資料>
・平成29年度事業計画書
【内容】
以下、次第に沿って会議が進められ、意見交換が行われた。
1.開 会・・・
 これより、第2回プロジェクト実施委員会の会議を始めますとの言葉で会議開催となった。

2.プロジェクト代表挨拶・・・
片山校長より、本日で無事に福島県での実証講座を無事終える事ができました。受講者の皆さんは、十分満足して帰られました。と挨拶が行われた。

3.議  事・・・
(1)実施委員紹介
・参加委員より各々自己紹介を行った。

(2)研究開発事業概要
 ①事業概要・事業計画説明(配布資料:平成29年度事業計画書参照)
・事業の取組み内容や進め方については、参加委員への理解が得られているため、説明は確認程度で行われた。
本日の福島県で本年度予定の3つの実証講座の内、2つが終了した。後は11月に予定している自動運転の実証講座を残すのみとの説明が添えられた。
・本年度の事業計画の説明が行われた。

(3)検討事項
①福島地域の実証講座を終えての考察(評価について)
<各委員より感想が述べられた>
・受講者の中に教え子がいたので、その動機を聞いてみると能動的に自分から参加していた。
概ねメーカー側から聞けるところが良かったが、応用編の内容は普通に感じた。
トラブルシュートの実例などの故障関係の質疑応答の場があればよかった。情報共有の中での技術の裾野の広がりを考えるとヒューマンエラー的なものが盛り込まれている方が良いと思った。
レベル差があるため難しいとは思うが、化学の知識の基礎編があれば良いと思った。
・社会人の学び直しとしては良いと感じた。その反面、教える側の人材育成も必要と感じた。今後、ニーズは増えていくと思われる。
・今後、普及を考えると講師のレベルが問われる。講師経験が無いと伝えることが難しい。基礎編と応用編の線引きが難しいと感じた。エネルギー問題に関心がある地域と感じた(沖縄では質問等が無かった)。
・応用編の場合、HEMSの説明があったが、管理システムの話より、車が移動手段であったものが蓄電池の役割を持った付加価値の高いものとなり、自動車とエネルギーは近い存在になったという入り方をすれば良いと思った。
特に基礎部分になるが、全国の整備振興会に働きかけるためにも、世界情勢も含めた背景を基に、メーカーとのラインを作り上げていくものが必要と感じた。
 今後は整備士のみではなく、社長に参加してもらう講座を作り上げていく事が必要である。設備導入においては、やはり社長の理解が必要である。
・全体的には座学と実習の配分は良かった。講師に抑揚をつけるようなしゃべり方を要求しても良かった。実習の時間が余ったところが残念であった。普及に至ってはメーカーを巻き込んだコーディネーターができる方がいれば良いと思った。
・ポイントを絞った内容の講義ができていなかった。テキストを読み上げるだけになってしまった。実習の時間配分や受講者に働きかける動きが足りなかった。 ・基礎編の4コマ目を担当したが、低圧電気を持っている受講者の方が2名で、ほとんどの受講者の方は低圧電気を持っていなかった。 技術も大事ではあるが、会社としての方向性も必要であるため、社長に参加してもらう講座が必要と思う。 講義に参加した方の社内伝達が上手く機能できていない。実習に関しては時間配分を含め、内容をもっと詰めるところが反省として挙げられる。
・この基礎編、応用編は地元講師による講座の実証検証である。つまり、来年度以降の自動車整備振興会が主体となって実施する研修モデルである。
福島県においては、基礎編は福島県自動車整備振興会が主な講師を引き受けてくれたこともあり、可能性が見られたが、応用編については、ゲストとしてメーカー側を呼ぶ必要がある。
ただ単に講師として呼ぶだけではなく、何をしてもらいたいのかをしっかり伝えるとともに、その連携が課題となる。
講座全体的に判断すると、基礎編は福島県の手法、応用編は沖縄県の手法を取入れて組み立てたらよいと思う。
・講座の受講者のレベル判断が難しい。基礎編の受講者は問題無いが、応用編の受講者募集には、しっかりとしたラーニングを決めて集める必要があると思った。

(第3回)プロジェクト実施委員会

開催日時/平成29年11月24日(金) ・17:20~19:20(2h)
場所/専門学校日本工科大学校 会議室

第3実施委員会1
出席者

➀委員
井上佳三、稲岡正人、小木津武樹、片山俊行、岸本 譲、 新城浩司、高橋 功、津田 稔、土井広行、永城孝記、 中農一也、西本成孝、波止元雅久、濱 哲也、本丸勝也、 松尾貴宏、吉川隆治、力丸 進、和田秀勝(計19名)
②事務局
古河邦彦(計1名)
(参加者合計20名)

議題等

会議の目的、次第、内容等を記載(必要に応じて別紙等で補足)

【会議目的】
・平成29年度事業の地域実証講座が全て終了した。兵庫地域の考察と全体的な評価を参加した各委員から聴き出すとともに、「基礎編」・「応用編」テキスト、シラバス等のまとめ方の方向性を決めることを目的とした会議を開催した。

【次第】
日 時:平成29年11月24日(金)17:20~19:20
会 場:専門学校日本工科大学校 会議室

1.開 会
2.プロジェクト代表挨拶
3.議  事
(1)兵庫地域の実証講座を終えての考察(評価について)
(2)事業計画進捗状況確認
・「基礎編」・「応用編」テキスト、シラバス作成時のまとめ方等
4.事務連絡
5.その他

【内容】
以下、次第に沿って会議が進められ、意見交換が行われた。
1.開  会・・・
 日本工科大学校の稲岡委員より、これより最終の会議となる第3回実施委員会会議を開催いたします。よろしくお願いいたします。との言葉で会議開催となった。

2.プロジェクト代表挨拶・・・
 ご多忙の中ありがとうございます。午前中から実証講座とその後、成果報告会を行い、この実施委員会と長い間お付き合いいただきまして誠にありがとうございます。
次世代自動車の事業も最終年度となり、その成果の仕上げに入ります。
皆様のご意見を伺いながらテキスト等を作成していきますので、よろしくお願いいたします。

3.議  事・・・
(1)兵庫地域の実証講座を終えての考察(評価について)
 自動運転の講座開催をしました。沖縄と福島を実施し、その報告を含め、ご意見を戴きたいと思います。
<以下、本事業参加の委員より意見が述べられた>
・3年間お付き合いした中のご意見として、地域に即したカリキュラムの構築を目指してきたことと思います。今回の開発したものを社会人である自動車整備士へ学び直しのものに作り上げる教育プログラムであったが、成果報告会の文科省からの挨拶の中で、専門学校の学生に活用という言葉が入っていたが、学生に向けて本教育プログラムをどのように結びつけるのか考えさせられることが出てきた。
 成果報告会での基調講演で自動運転の研究発表を聞いたが、身近に感じてはいないところが現実に思えた。ただ。自動運転で駅と学校に行き来できるものができればと思った。

・PHEVの講師を担当したが、コマ数的に長いと思っていた。しかし、資料の内容は十分申し分ないと感じていたが、きちんと受講生に伝えられたのかは自身が無い。
一方で、専門の機器が多い中、汎用的なテスターを講座で実施できたのは良かった。

・次世代自動車を見直す機会となったことが良かった。現状と未来のある領域の世界がある。
良いのもがあっても維持するためには勉強をしていかなければならない。学生にとっては車全体的のものからすると開発した本教育プログラムはその一部のため対応はできると思う。
また、年配の方でもついていける内容と思うので、本人の意識の問題はあるが、学び直しはできる。
しかし、メーカーの技術革新が速いため、その進化についていけるのかということは課題の一つであると思う。

・福島の実情に合った内容を講座に取入れ、福島県自動車整備振興会との協力で次世代自動車への実証講座を行った。
今後も微力ではあるが協力をしていきたい。ロボティクス、IT、AIとの関連する部分が今後は出てくると思う。

・この3年の自動車業界は大きな動きがあったが、少しずつではあるが柔軟に対応できたと思う。
この事業そのものがこれからの若い方に沿った内容となったと思う。テキスト等の充実を図るには、日本国内のみならず、欧米中の取組みを取入れること、械工学的な要素ロボティクス的な要素も取り入れると良いと思う。

・本事業の実証講座で小型モビリティの講師をしてきたが、社会は小型モビリティより自動運転へシフトして行っている。
消費者も当たり前に感じているハイブリッド自動車からこれから先追いかけて行き、その変化に対応できる講座になれば良いと思う。 高齢化社会に向けた自動運転や整備士を増やしていくなどの問題が出て来るので、今後、展開できると思う。

・学生にしても整備士にしても、必要となる技術を身に付け、落とし込んでいくのかが課題となると思う。何故、必要なのかという認識を植え付けていく事が大事である。
また、整備士の社会的な評価を高めるツールとして技術を磨く方向性を作り上げることが重要なテーマと思う。

・自分自身の勉強となったエーミングの作業自体の見直し、メーカーと違う角度でのものの考え方・捉え方に気づいた。今後、取組みを進めるのであれば、協力は惜しまない。

・今年から参加で、今年の実証講座「沖縄」、「福島」、「兵庫」を視察したが、本日の「兵庫」が一番良かったと感じた。受講生のレベルにテキストが合っていると思った。今後、成果物が多くの自動車整備士に広がることを祈っている。

・大学の立場からすると大学の人をどうするのかといことに捉われてしまう。
今回の実証講座を通して視野が広がった。課題は一緒であると感じた。
自動車の技術の進化にどのようについていけるのか、技術の発展と人材教育についてどのように取組んでいく課題を常に抱えている。
大学の枠にとらわれず、見直していくとともに、多方面にエキスパートを育てていきたいと感じた。

・PHEV、MIRAI、FCV、ITS、自動運転といったボリュームの教科書を作ることになるが、かなりのボリュームのある内容で自動車整備士の一助となるものになると思うが、汎用的なテキストとしてどのように活用していくのか。
→「基礎編」は必須とする。「応用編」はオーダーメード選択プログラムとして進める。今考えられるものをテキスト化して、地域毎に必要な部分をピックアップしてもらい、活用してもらう方向である。
学び直しと学生の問題はあるが、文科省は学び直しになるが、これからは学生にインプットしておけば、学び直しをする必要がなくなる。本校の学生にとっては、二級課程、一級課程での選択をする。
本日の皆様のご意見は今後の活動に反映していきたいと思います。貴重なご意見をありがとうございました。

(2)事業計画進捗状況確認
「基礎編」・「応用編」テキスト、シラバス作成時のまとめ方等について意見交換が行われた。
・3年間かけてテキストを作成している。昨年の「基礎編」と「応用編」の2冊を本年度事業でテキストを作成する方々も含め、もう一度勉強するとともに、学び直しに適した内容にブラッシュアップしながら整理して進める。
テキストの内容は、シラバス・コマシラバスに準じた内容で進める。沖縄・福島では、自動車整備振興会が参加しているので、学び易い内容で作成していきたいと思う。

・修理屋目線と現状の車の作り、カーメーカー目線で許可を得つつ作成した。メーカーも出せる内容と出せない内容のやり取りにかなり時間がかかった。
→先ほどの委員の意見からもテキストの内容が見易く作られていたので、同じようなレベルで作り上げていただければと思う。
→実証講座のテキスト作りにおいては、メーカーとのやり取りが大変であった。
また、どのような受講生が来ているのか見えていないところで進めることが難しかった。ある程度見えるのであれば進め易かった。

・プロの整備士の学び直しの教育プログラムではあるが、最終的に汎用させるかの方向性を見出すことが必要である。各都道府県の自動車整備振興会だけでよいのか。自動車整備振興会の中でも温度差はかなりあると思うが。
→団体との連携が良いと思う。グループに提案していく事が良いと思う。どこかで教えていく事は必要であるが、経営する側の立場に立って考えることも必要である。沖縄でも意識の差は結構ある。
ディーラー側がなかなか情報を提供していただけない中で行っても、即事業化ということは難しい。
→ディーラーの協力がないと講師の手配の面も難しい。
→文科省で℮ラーニング事業の予算を構築するので、そこで対応してはどうなのか。
→本事業は社会人学び直しとして実施しているが、次世代自動車の取組みはキャリアアップ的な内容であるので、学び直しではないと思う。
自動運転は安全なのか、もの作りなのかという事も含め落とし込みや動機づけについて考える必要がある。
→自動運転には2種類の動きがある。教科書が何を目指すのかにより、自動運転の観点がそこで変わる。
→交通渋滞の解消や環境面という考え方もできる。
→自動運転は、高齢化社会対応のキャリアアップの方が良いイメージになるのではないのか。

本日は朝から長時間に渡りお忙しい中ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。との言葉で会議散会となった。

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